郊外の賃貸物件の注意点

移動手段が限定されやすい

郊外は月々の家賃が安いなどメリットも多い反面、デメリットもいくつかあります。中でも大きな問題として挙げられるのが、移動の制限です。公共交通機関が充実している都市部に比べて、郊外は選択肢が限定されやすいと言われています。最寄り駅から物件までの所要時間が長くなりやすいだけでなく、運行本数も少なめです。プライベートはもちろんのこと、通勤や通学で電車、バスなどの公共交通機関を利用する人は注意が必要になります。郊外で賃貸物件を探す時は、電車やバスの運行状況のチェックも忘れてはいけません。収入などに余裕があるのであれば、マイカーを所有して移動の足として活用するのも一つの手です。その場合、駐車場付きの物件を選ぶと費用を抑えられます。

人通りの少なさによる安全性

都市部に比べて郊外は人口の絶対数が少なめです。車を始めとした車両はもちろんのこと、人の往来もそれほど多くありません。明るい時間帯は問題ありませんが、仕事などで帰宅が夜間になると犯罪などのトラブルに巻き込まれる可能性が高くなることもあります。賃貸物件の家賃は最寄り駅からの所要時間が影響するため、出費を抑えるために離れた物件を選ぶ人も少なくありません。移動時間が長くなるほど危険度が高くなるので、可能な限り人の往来がある駅近を選ぶ必要があります。収入の問題でやむを得ず離れた物件を選ぶのであれば、自転車などの移動手段を確保して、安全に帰宅ができる状況を作ることが大切です。郊外は駐車場の月額料金も安いので、公共交通機関を使わずマイカーを利用する方法もあります。